国道16号線から少し奥まった、隣りは畑、裏手には川が流れ対岸には樹木がしげるという、環境に恵まれた立地に完成した建物は美都住販QOL firstならではのノウハウ、創意が込められています。

ここでは建物の外観や内装のデザインを担当した鈴木千優（設計部 インテリアコーディネーター課 課長代理）の言葉を紹介します。

名　称：グループホームけやき 元橋本館
住　所：相模原市緑区元橋本町4-18
定　員：合計  20 名

グループホームけやき様の活動について詳しくはこちらでご覧いただけます。

2023年12月に開催した完成見学会の模様はこちらを覧ください。

これまで複数の福祉施設のデザインを担当させていただきました。福祉施設のデザインで一般住宅と大きく異なるのは、そこに住まわれるヒトだけでなく、そこでお仕事をされるヒトにとっても心地よいと感じていただける空間であることも重要な要素です。言ってしまえば簡単、当たり前のようですが、実際はなかなか難しい....

今回の「元橋本館」のデザインでは、ここで運営・管理そしてケアをされる担当の方と4週間に3回の打ち合わせ、それも3Dのツールを使ってイメージを画面に表示しながら決めてゆくことができたのがとても役立ちました。

デザインを進めるにあたり、様々な制限や条件----特に予算----がありますが、それらをどのようにクリアするか、大変でしたが、楽しくもありました。時間をかけた素材探しや色の選択など工夫をこらした部分が具体的なかたちとなった建物をみて、とても嬉しくなりました。

（特に気に入っている点は？と質問すると）トイレが3つ並んでいるのですが、その壁紙の部分です。みな同じではなく壁の1面だけクロスの色を、それも落ち着きを感じていただけるようなものに変えています。住まわれるヒト（すでに入居されています）が「なんか心地いいな」と思っていただけるなら最高です。